販売している中古車の履歴が記載されている書類

通常、運転している自動車は法律によって2年に1回の車検が義務付けられている他、ディーラー等による定期的なメンテナンス等も受ける必要があります。車検やメンテナンス等で故障箇所や修理内容等を記録する書類が、定期点検整備記録と呼ばれるものです。新車として購入した時から、中古車として売却した時までの記録が記載されていますが、具体的には、各種点検時に交換した部品の種類や日付に加えて、オイル交換の履歴等も含まれます。 各種点検やメンテナンスに関係する項目がまとめて記載されているため、定期点検整備記録を閲覧すれば、所有している自動車の状態がひと目でわかります。従って、中古車を購入する際には、定期点検整備記録があるかどうかが、重要なポイントの一つです。

中古車購入時に付属されていないケースも

しかし、一部の中古車を購入する際に、故障履歴等が把握できる定期点検整備記録が用意されていないといったケースも存在します。道路運送車両法により、定期点検整備記録は2年間の保管義務が生じますが、その期間を過ぎた場合の保管義務違反による罰則がない上、個人情報の保護により中古車販売店側で破棄されるケースがあるからです。ただ、大半の販売店では、住所や氏名といった個人情報に影響する部分を切り取った上で、定期点検整備記録を保存するという対応をとっています。 中古車の購入時に定期点検整備記録が閲覧できれば、中古車が故障した時やメンテンナンス時の対応がしやすくなります。また、不要になった自動車を売却する際にも、定期点検整備記録を提示すれば買取価格が高くなるため、購入する側や売却する側の双方にメリットをもたらします。